オクトフィニッシモ・オートマティック。その魅力 | ブルガリ

ブルガリが、オクト(現在のオリジナーレ)を発表したのは2012年。 ラウンドでもスクエアでもなく、丸と四角の二つの基本形をバランス良くミックスした八角形 (オクタゴン)という新しいシェイプと、110ものファセットを持つ複雑なケースデザインを武器にラグジュアリースポーツと呼ばれるジャンルに颯爽と登場して人気を博し、その後ブルガリのなかでもメンズウォッチを牽引するコレクションへと成長していきます。 そして、2014年にオクトの超薄型モデルとして新たに「オクトフィニッシモ」が発表され、その中でもオクトフィニッシモ・トゥールビヨンはその薄さで世界記録を樹立しました。 オリジナルのオクトのスポーティーでマッシブな印象から一転し、ドレッシーでモダンな世界最薄の時計として世界中で話題になったオクトフィニッシモ。 その魅力は、内装、外装の両面に及びます。 驚異の薄型ムーブメント

驚異の薄さが解るカット。実物は写真以上に薄く感じられる。

まずオクトフィニッシモを語るうえで一番に俎上に上るのはその薄さでしょう。 初期の手巻きオクトフィニッシモに搭載されたムーブメントは厚さ2.33mm、ケース厚も約5mmと、2012年発売当時のオクトの厚み10.55mmに比べ半分程度しかないものでした。(2014年にワールドレコードをとったオクトフィニッシモ・トゥールビヨンは、ムーブメント厚1.95mm) これだけでも驚くべきことですが、ブルガリは2017年にこのシリーズに自動巻きを投入します。 一般的に、自動巻きのムーブメントでは手の動きをゼンマイを巻き上げる力に変換するためにローターという回転する部品を追加しますが、大半の時計ではムーブメントの半分を覆うような形状のものを使用するのに対し、本モデルではムーブメントに埋め込むようにローターを配するという、技術力のある一部のメーカーしか採用していないマイクロローターという機構を搭載しています。 そのことにより、自動巻きにしてムーブメント厚2.23mmという驚異の薄さを実現しました。

マイクロローターを搭載した美しい仕上げの極薄ムーブメント。

薄型のムーブメントを作るには、高い技術力が必要となります。実用にたる強度を保ちながら厚みを削っていく設計力。そして通常より薄いパーツを作り、それを組み立てるための製造能力が問われます。 ブルガリは、2000年代に旧ジェラルドジェンタ社、ダニエルロート社という、非常に技術力の高い会社を傘下に収めており、その真価がこの一連の極薄ムーブメントに表れているといわれています。 その後オクトフィニッシモは、2019年にオートマティッククロノグラフGMT(ムーブメント厚3.3mm)、また今年2021年の新作として、パーペチュアルカレンダー(ムーブメント厚2.75mm)とその進化を続けています。オートマティッククロノグラフGMTについては、また別稿でご紹介したいと思います。 モダンで複雑なデザインとそれを実現する高い技術

立体的に仕上げられたケース。この角度からその薄さは微塵も感じられない。

次に、注目していただきたいのはそのケースデザインです。 オクトはその大胆で個性的なデザインそのものの魅力もさることながら、ケースの仕立ての良さも魅力となっています。110面のファセット(平らに磨いた面)を持ち、ポリッシュとマットを上手く使い分けて仕上げるという非常に複雑で手間のかかった工程を経て製造されていることは2012年当時から広く知られているところでした。これはブルガリ傘下にケースメーカーがあることによって実現されています。 フィニッシモでは、その個性的なデザインを違和感なく極薄にするデザイン力と、薄くなることによってさらに難易度の高くなったケースを加工する技術力が発揮されさらに魅力的なものに仕上がっています。 素材もチタンやカーボン、セラミック、プラチナ、最近ではタンタルを用いるなど、SSやゴールド以外のものも積極的に用い、その技術力が魅力的な製品に直結しています。(本モデルはチタン製) しなやかで腕に沿う、仕立てのいいブレスレット

しなやかに屈曲し、腕に添い抜群のフィット感をもたらすブレスレット。

また、ケースデザインに付随する要素として、ブレスレットの存在があげられます。 ケースデザインとの連続性もさることながら、ブレスレットは着け心地を大きく左右する要素として各社非常にこだわって作られています。 オクトフィニッシモでは、小さく作られたコマがしなやかに腕に添い、時計自体の薄さと相まってとても良い装着感を実現しています。 また、ケース同様自社傘下のメーカーが携わっており、自製のメリットとしてサテンや筋目などの仕上げの表情がケースと揃うということもあるようです。 ブルガリは、時計製造に携わるさまざまな工場やメーカーを傘下に入れることにより、いまや垂直統合されたマニュファクチュールメゾンですが、オクトフィニッシモはそのことがひしひしと感じられるこだわり満載のモデルであるといえます。 スポーツやカジュアル、ドレスやフォーマルといった既存のカテゴリでは表現することのできない、唯一無二の個性を持つオクトフィニッシモ。 ぜひビュープラス高知でその技術力やデザインを、手に取って体感してみてください。 ご来店お待ちしております。 掲載モデル ブルガリ オクトフィニッシモ・オートマティック 102713 BGO40C14TTXTAUTO 製品を詳しく見る >