ザ・シチズン 年差エコ・ドライブ　藍染和紙文字板限定モデル

1924年、私たちは初めての製品となる懐中時計を作り上げました。それから100年となるこの節目の年に、ザ・シチズンより藍染和紙文字板の新たな技法に挑戦した限定モデルです。
美しきジャパンブルー。極薄の土佐和紙に「筒巻き絞り染め」を施す独自の技法が生み出した繊細な絞り模様は、同じものは2つとない1点もの。美と精度の融合が魅せる、独創の輝きをあなたの人生に。

日本において、人々の暮らしに深く根付いてきた染色技法「藍染」を、土佐和紙に施すことで生まれる藍染和紙文字板。「エコ・ドライブ」に必要な光の透過率を確保しながら次なる表現を求めて、徳島県の藍染工房Watanabe’sとコラボレーションし、新たな模様の具現化に挑戦しました。「文字板という小さな世界で美しく映える表現は何か？」を探求し辿り着いたデザインテーマは、大空に大きな群れをなして浮かぶ斑状の雲「層積雲」をイメージしたもの。「筒巻き絞り染め」という技法で、繊細で美しい絞り模様を和紙の上に描き出しました。

また秒針には、層積雲の切れ間から降り注ぐ薄明光線を表現すべくゴールドカラーを採用。藍染和紙文字板の上で静かに時を刻みます。

断続的に美しい模様が入った、理想の絞り模様を具現化するために。新たな挑戦として、筒に巻き付けた和紙「典具帖紙」を、皺を寄せながらたくし上げて染める「筒巻き絞り染め」を採用。薄さと丈夫さを兼ね揃えた「典具帖紙」だからこそ実現できた技法です。制作にあたりこだわったのは、「いかに和紙を破損させず、強く絞れるか？」ということ。強く絞れば絞るほど、間隔が短く模様が入るため、絞りの限界値を繰り返し検証。さらに独自の手法として、2度にわたり染色を施し、1回目と違う箇所に折り目を付け、そこを染色することで、文字板サイズに模様をより細かく入れる工夫を重ねました。このように「筒巻き絞り染め」の技法をベースに、いくつもの新たな試みを繰り返しながら、手作業で染め上げた藍染和紙文字板は、2つとして同じ模様・色合いが存在しない1点ものです。

また、タデ藍の葉を乾燥・発酵させてつくる蒅（すくも）を使用する技法「天然灰汁発酵建て（てんねんあくはっこうだて）」により染色を行うことで、さまざまな色が混在した深みある色合いを実現。光の当たり具合によって、さまざまな表情を魅せる藍染和紙文字板はいつまでも見飽きることはありません。

シチズンが長きにわたり磨いてきた技の結晶「スーパーチタニウム™」製のケースには、明るく透き通るような色調が特長のデュラテクトプラチナを採用。キズがつきにくく、持続する美しい輝きが特徴です。またバンドはヘアライン加工で仕上げ、落ち着いた雰囲気に。フォーマル、カジュアル問わず、さまざまなシーンにさりげなく寄り添います。

そのほか、2100年2月28日までうるう年などの月末カレンダー修正が不要な「パーぺチュアルカレンダー」や、0時ちょうどになると瞬時に日付が切り替わる「0時ジャストカレンダー更新機能」など、多彩な機能を搭載しています。